2020/08/10 16:50
インターネット上では、イノシトール+不妊という2つの言葉を組み合わせて頻繁に検索がされているようです。白くて甘いイノシトールの粉末と不妊に、どんな繋がりがあるのでしょうか。イノシトールの働きや妊娠する仕組みから、考えてみたいと思います。
女性の生殖機能と脳
毎月、女性の体はせっせと妊娠するための準備をしています。卵巣内で育った成熟卵子は、排卵してから24時間以内に精子と出会うことで受精卵になります。そしてその受精卵がうまく子宮に宿ってくれると、無事妊娠となります。
いくつもの奇跡が重なって妊娠するわけですが、その最初の段階である卵子の成長と排卵を促す司令塔になっているのが『脳』です。脳と卵巣と子宮は、密接に繋がっていて、妊娠は、脳からの指令が出されることからスタートしているとも言えます。
脳
↓卵子よしっかり育て!
↓そろそろ排卵しよう!
卵巣
↓
子宮
脳の栄養といえば、真っ先に浮かぶのはブドウ糖ですが、生殖機能へ司令を出す部分に栄養補給をしているのが、イノシトールです。
将棋のタイトル戦で、藤井聡太棋聖がランチにどんな勝負メシを頼むのかと注目されたりしますが、イノシトールは、そんな勝負メシのように、脳の働きに欠かせない栄養素です。
イノシトール
↓栄養補給
脳
↓司令
卵巣
↓
子宮
イノシトールは、脳内の神経細胞を正常に保つ働きがあり、妊活女性の栄養を補う大切な栄養素の1つです。
イノシトールは脳に栄養補給をしている
脳と卵巣と子宮が密接に関係している
この2つから、イノシトールと不妊の関係性が見えてきます。ただしイノシトールは、体内でも生成されており、普段の食事からもある程度摂取できるため、私は不妊だから、妊活をしているからといって、必ず摂取しないと妊娠できないわけではありません。