2020/08/07 23:46



イノシトールは医薬品ではありませんが、健康食品やサプリメントでも、副作用の報告がありますので、摂取を始める前に、イノシトールの副作用についても確認してみましょう。



イノシトールは水溶性


イノシトールはビタミンCと同じく『水溶性』で、過剰に摂取しても、尿と一緒に排出されるため、副作用の心配は少ないとされています。



副作用の報告について


ただし1日あたり12g以上の用量で、吐き気や眠気、頭痛、胃痛、めまい、疲労感、お腹が張るなど、軽度の副作用が報告されています。



長期間の摂取について


イノシトールは、広く臨床研究がされていますが、ほとんどの場合、3ヶ月、6ヶ月、長くても1年以内という期間での研究が多いため、長期間の使用に対して安全であるかどうかは、はっきりとしていません。



妊娠中、授乳中、子どもの摂取について


妊娠中の女性や授乳中の母親、子どもの摂取による影響について、研究自体が非常に少なく、充分な研究がされていません。


母乳にはイノシトールが含まれているため、必要な栄養を補うために摂取したいという方もいらっしゃると思いますが、副作用についてははっきりとしていないのが現状です。



まとめ イノシトールの副作用について


妊娠中、授乳中の女性や子ども、そして1年を超える長期の使用について、安全性を判断するには、さらに研究が必要なようです。


イノシトールは水溶性のため、過剰摂取をしても副作用の心配は少ないですが、決して過剰摂取を促しているわけではありません。過剰に摂取することで、何かに対して効果が高まるというような事はありません。


他のサプリメントと同様、イノシトールを摂取する前には、かかりつけの医師に相談することをオススメします。